2026.03.02 | 採用情報
【”一生懸命MVP”受賞者インタビュー】「向き合うことをやめなかった」 NOIE SUZUKA Ⅱ所属/南里 沙香さん

みなさん、こんにちは〜!!本日は毎月恒例の”一生懸命MVPの受賞者インタビュー”をお届けします✨
◾️一生懸命MVPとは
ビジョナリーの採用コンセプトでもある“一生懸命を笑わない“。
この採用コンセプトに基づき、毎月全スタッフの中から”一生懸命MVP”を表彰しています。
(過去の記事はこちら📎:https://times.visionary.day/posts/LTxR4ZkF)
受賞の理由は「向き合い続けたこと」
ーーー今回のMVP受賞をお聞きして正直、どう感じましたか?
南里さん『評価のためにやっていたわけじゃないので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)でも、嬉しかったです。』
「放置しても、何も解決しない」
行動障害のあるご利用者さまの支援では、不穏になり、強い行動として表れてしまう場面もあります。実際に現場では、心が折れそうになる瞬間も少なくない中で南里さんはご利用者様と向き合い続けてこられました。
南里さん『不安定になってしまったご利用者様については、、なぜそうなったのか原因が分からないままにしてしまっては、何も解決しないと思っています。
支援が難しい場面もありますが、感情が高ぶってしまうときこそ、その場でしっかり関わりをもち、なぜその利用者様が不安定になってしまったのか、原因追求することが後々の対応がスムーズになることに繋がると思っています。だからこそ、利用者様と向き合うことから逃げないようにしています。』

南里さんが向き合い続けたのは、「不安定になってしまう利用者さまの苦しみや原因を知りたい」という想いからでした。 不安定な状態の中で本人が一番苦しんでいる。 だからこそ、南里さんは落ち着いた“その後”を大事にしていると言います。
南里さん『どうしたらご利用者さまの苦しみを解決できるんだろう。
そのために、私たち支援員は何ができるんだろう。
“あなたのことを理解しようとしているよ”という姿勢だけは伝えたくて、落ち着いたあとに必ず一通りお話を聞くようにしています。』
利用者様はわざと不穏状態やパニックになっている人はいない。 そこには必ずなにか理由があると、南里さんは信じていると言います。そして向き合い続けた結果、見えてきたものがありました。
脱衣行為が減った理由
南里さん『以前、障害特性の一つとして脱衣行為を繰り返すご利用者様がいました。脱衣行為をすることで何かをこちらに訴えている、脱衣行為をすることでしか気持ちを表現することができない方だったのです。
そこでなぜ、脱衣行為をしてしまうのだろうか。その方の苦しみの原因に向き合い続けた結果、脱衣行為がかなり減りました。具体的には、今自分が何を思っているのか、何をしたいのかをこちらに伝えられるツールとして絵カードを作成しました。
絵カードを作成し、スムーズに意思疎通がとれるようになってから“脱衣行為”以外で、私たちに気持ちを訴えてくれるようになったんです。』
南里さん『「耳が気持ち悪い」「 身体の一部が濡れている」そんな不快感をこれまでは脱衣行為でしか表すことができなかったのですが、絵カードを用いることで少しずつ言葉や仕草でも伝えてくれるようになりました。』

みんながためらいがちな仕事を率先してやる
もう一つの一生懸命MVP選出の理由は、 「みんながためらいがちな業務や突発的なを率先して行っていたこと」でした。
南里さん『みんながためらう業務や支援についても、私はなにも特別なことだとは思っていません。例えば、利用者様が排泄を失敗してしまった時のこと。体調が悪いときや急な不調で、失敗してしまうことは誰にでもありえることだと思います。人間なんだから当たり前のこと。そういった時に誰よりも早く手を差し伸べてあげられる支援員でありたいなと思っています。』
常に利用者様ファーストで寄り添うことを心がけながら介護現場に従事する南里さんですが、意外なことに元々は”傾聴”が苦手だったと話します。
南里さん『以前は、ご利用者さまの話を傾聴し続けることが、少し苦手だと感じていました。
でも向き合い続けるうちに、言葉そのものだけじゃなくて、
“なんでこの言葉を言っているんだろう?”
“この言葉の裏に、本当はどんな気持ちがあるんだろう?”
そんなふうに、背景や本質を考えるようになってから、傾聴することへの苦手意識が薄まっていきました。』
表面のやりとりではなく、その奥にある感情や理由に目を向ける。さらに、こんな気づきもあったといいます。
南里さん『ニュースで悪人とされている人も、切り取られた一部分だけかもしれないですよね。その人の背景を想像するのが、自分はちょっと好きだったりするんです。』
傾聴とは、ただ“聞く”ことではなく、その人を理解しようとする、本質を知ろうとする姿勢そのもの。かつて苦手だった傾聴は、今では南里さんの大きな強みへと変わっています。

チームの中での役割
南里さん『スタッフの聞き役にもなることが多く、派遣さんや特定技能のスタッフとも定期的に話す機会をつくっています。原口リーダーからは「また、面接しとる〜!」と、言われますが(笑)』
「仕事どう思ってる?」「 得意なこと、苦手なことある?」些細な悩みでも、話せば軽くなることがある。自分がそうだったからこそ、安心して働ける環境をつくりたいという想いからでした。
南里さん『みんなが困るとマイナスになる。できればゼロかプラスにしたい。そう思っています。』
忙しい現場の抜け漏れを見つけ、サブリーダーの近藤さんをカバーすることを意識しているという南里さん。かつて内向的だった南里さんは最近、外交的タイプに変わっていたと言います。
南里さん『以前、MBTIを診断した時は内向的タイプでした。
最近改めて診断してみると”外交的タイプ”に変わっていました。これは間違いなく、外交的100%の原口リーダーの影響です(笑)』

今後の目標
ーーー今後取り組んでいきたいことや目標があれば教えてください。
南里さん『ご利用者様とは、もっと外出したいです。年始に全員で神社に行った時、 外に出るといつもとは違う表情になる方もいて、みんなすごく嬉しそうでした。こうした利用者様の気分転換となる支援も、積み重ねていきたいと思っています。

まだ入社して1年ちょっとなので、会社のことも現場での経験もまだまだ未熟だと感じています。
特に、問題が起きたときに冷静に判断できる力を周りの方の対応を見ながら、身につけていきたいです。
まずは現場での下積みをコツコツと積み上げ、 縁の下の力持ちみたいに、チームを支えられる人になりたいです。』
現場では聞き役としてチームを支え、相談しやすい存在の南里さんは、社内イベントでも裏方の運営として率先して参加しています。その原動力についてもお聞きしました。
南里さん『ただイベントに参加するよりも、“イベントがどうやって開催されているのか”を知るのが好きなんです。だから、いろんなイベントやボランティアにも参加しています。』
先日、運営スタッフとして参加したのは、中野優作さん(BUDDICA代表)の講演会。 きっかけは、普段から通っているコーヒー店の方が参加者を募っていたことでした。
南里さん『イベントに参加して、人とのつながりができるのも楽しみの一つです。
普段から古着が好きで、自分でリメイクした服を着ることがあります。
その講演会で参加者の方から「おしゃれだから、自分の服も作ってほしい」と初めて声をかけられました。
自分自身も古着は、感情で買うことが多いんです。
“この人が売っているから、この人から買いたい”って思って買うこともあって。
せっかくなら、自分もそう思ってもらえるように、コミュニケーションを大切にしたいなと思っています。』
モノではなく、人。サービスではなく、関係性。 それは現場で大切にしている姿勢と、どこか重なります。 仕事でも、プライベートでも南里さんの軸にあるのは、「目の前の人と、きちんと向き合うこと」なのかもしれません✨
(関連記事/”おしゃれ番長に聞いた”自分らしく仕事を楽しむコツ:https://times.visionary.day/posts/V-P1JHDC)
一生懸命MVP推薦者/原口リーダーコメント
『今回、南里さんをMVPに推薦した理由は、対応が難しいご利用者さまにも、めげずに向き合い続けた姿です。また、スタッフ間の話し合いでは誰よりも具体的な提案を出してくれました。ご利用者さまの対応についても、自己完結せず、必ずみんなに共有してくれるんです。
また、「支援そのものよりも、関係性や日頃のかかわり方のほうが大切なんだよ」
そうスタッフのみんなに言い続けていたのですが、南里さんはその言葉を受け止めるように、感情を表せるような絵カードを率先して作り、ご利用者さまの気持ちをくみ取ろうと傾聴を重ねていました。
MVP推薦は今回で実は4回目です。これまではリーダー会の場でなかなか勝ち取ることができなかったのですが、めげずに向き合い続ける南里さんを、めげずに僕も推薦し続けました!
やっと届いた悲願のMVPです!!』

支援の現場で本当に求められているのは、
特別なスキルよりも、「向き合うことをやめない姿勢」なのかもしれません。
苦手だった傾聴を強みに変え、不安定な行動の奥にある理由を探し続け、仲間の声にも耳を傾ける。
一生懸命に、ひたむきに、「縁の下の力持ちになりたい」と話す南里さんの背中は、すでにチームを支える存在になっていました。
また次回の、一生懸命MVP受賞者インタビューもお楽しみに!!